株休憩
誰でも、どんな人でも、なにをやってもうまくいかないことがあります。このような状態をよくスランプと言いますが、スランプ状態が続いたときに一発で形勢逆転、さよならホームランを豪快に打てたら、スランプ脱出、うれしいですよね。
株の世界でも、このような状態に陥ることもあります。負けが込んでくると、なんとかして、起死回生の一手を狙いたくなるものです。でも、ちょっと立ち止まって考えてみて下さい。
「株は美人投票だ」と格言したのはケインズですが、株には、人間として持つ心理が大きく左右されるものです。そのような株で、起死回生の一手を考えるのは、危険であり、冷静沈着になることが先決です。
株はゼロサムゲームといって、単にゲームと割り切れたら損はしないのですが、実際にお金を投資するので、心理が不安定になることもあり、ゲームで割り切ることは難しいよう
ゼロサムですから、誰かが得をするということは、ほかの誰かが損をしています。一般に、株の勝者は、たったの1割程度と言われています。つまり、ほとんどの人が負けているということになりますね。
ただでさえ、負ける人が多いゲームをするのに、ゲームと割り切れない人たちが正常な感覚で株を選ぶというのは、なかなかできるはずがありません。
ある有名な心理学言う言葉には、「人間は実行に移せないことは、いつまでも心に残るものだ」そうです。
本来、人間の心を正常に保てるようにはできていないのなら、そんな人間が負けが込んだ状態で、起死回生の株を選べるはずなど、ありえないでしょう。
株で負けているときは、一発逆転を狙うということではなく、その前に時間をおいて、やることはただひとつ、株のことから少し離れて休憩することです。
負けが込んだらしばらく休む、これは株をする上で、負けないための鉄則なのかもしれません。押してもダメなら引いてみるということを覚えておくことが肝心です。
